塩分ひかえめ、甘さひかえめ、においひかえめ、カロリーひかえめ。
病気のためにひかえなければというケースは別ですが、ふつうに健康な人が、これだけ「ひかえめ」づくしで、欲求不満はたまらないのかな?というのが本音。
先日、ある講座で目の前でパスタを作ったときのこと。2人分くらいのパスタのソースとしてセージバターソースをデモンストレーション。50g程度のバターに、見ている人たちはちょっと驚いたようです。
以前、玉村豊男さんが、ムニエルのときにはた〜っぷりのバターの中に魚を泳がせるようにして作るのが一番旨いと書いていました。私も賛成。
甘さひかえめのお菓子を食べると、満足できずにたくさん食べたくなる。
塩分ひかえめのベーコンなんぞ使えば、結局たくさん使わないと味がでないために脂をよけいにとることになる。
におわない納豆なんて納豆じゃない(偏見?)!
しっかりばっちり味や香りがついた素材を使えば、少量でも満足。結局カロリーとりすぎを防ぐことにもなり、お値段的にもおトク、と、私は考えます。ガーンと脂っこいものを食べたら、翌日はさっぱり、あっさりにすればよいだけのこと。
栄養をとるために食べている側面はもちろんあるけれど、おいしい!と思って食べることで私たちは同時に心をも満たしているはず。つねに欲求不満状態を「維持」するよりは、十分満足!という幸福感をたまにたっぷりと味わう&意識して粗食というメリハリをつける方が、私は自分がいい気持ちでいられるなと感じます。
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