朝、1時間ほど古城内を散歩していてふらっと入った店、阿秋小吃で、ミーシェン(米麺)中心の朝食。
ミーシェンは雲南の朝食の定番らしい。とくに昆明では、過橋米線とよばれるミーシェン(米線)が有名なようだが、麗江でもミーシェンを出す店が多い。
グラグラに煮えているスープに、具と麺をテーブル上で入れて食べる。
具のバラエティやスープの作り方でランクが3つにわかれていたので、中ランク「挙人」をチョイス。
名前が科挙のランクからきているのが、ちょっと笑える。
ミーシェンは米から作っているので真っ白の丸い細麺。
ツルツルっとした食感で、味はあくまでも淡白。
この店のミーシェンは、ブチブチ切れているのが残念。
スープはおいしいけれど、どうもまだ私にはミーシェンの旨さがわからない。
以前に上海でミーシェン専門店に入ったことがあるけれど、その時も同様に感じた。
とくに雲南のこの食べ方だと、麺に味がからまない気がする。
ただ、米の麺だから煮込むと溶けてしまうのか?
パンケーキのようなもの。
小麦で作るのが一般的らしいが、そば粉でつくったものもあり、私はそちらをチョイス。
ハムが焼き込んである素朴な味。
料理のあいのてに食べると中々よし。
「三鮮茉莉花」赤と緑のピーマンと野生の木耳、それになんとジャスミンの花の蕾を炒めたもの。広東の清炒に近い味付け。
ジャスミンの花はかなり香るかと思いきや、そうでもない。微かな酸味と後に花びらになる一枚ずつがまだ蕾の堅さをもって重層的な歯ごたえになって新鮮な感覚。
ピンク色のお茶。注文していないのに砂糖を入れて持ってきたのは、そのままだと酸っぱいからだろうか。
言われずに飲めばローズヒップティーと間違いなく言ってしまうであろう味と香り。
これが麗江雪茶の正体。頼んでみせてもらいました。
標高4000メートル以上の万年雪を抱く高地に自生するコケの一種らしい。
油を流す働きがあるとのこと。
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