ワークショップのあり方について友人と話をする機会があった。
さまざまな準備を経て作り上げていくワークショップ。
参加してくれる人たちが「参加してよかった」と思ってくれるようなワークショップにしたいのは当然だけれど、その先に繋がらなければ意味は少ない。
料理を教えるのではなく、新しい料理を考えだす方法をこそ伝えたい
料理系ワークショップでいえば、ただ料理教室を開いて料理を教えるだけではなく(これでは一つの料理を教わってそれを再現することができるにとどまる)、新しい料理を考えだす方法をこそ伝えていきたいと思い、これを意識するワークショップを行ってきてはいる。人から教わったとおりのものをなぞるだけなのと、自ら創りだすのとでは歓びの度合いが違うと思う。
- 「先入観をそぎおとす」ワークショップ(「食の探偵団」のプログラム)
- 一つのパターンから複数のパターンに応用していくための方法論を伝授、経験してもらう(「変幻自在レシピ」というプログラム)
- 自分で創りだすことができることを実感→体感してもらう(まだ名前をつけていませんが)
でもそれがウェブ上ではあまりわからないとの友人の指摘。
フォローアップ→コミュニティへ、が大切と実感
さらには、ワークショップをきっかけに、いかに日常の暮らしの中で、あるいは業務(新商品開発など)の中で応用し、継続してもらえるようにするのか、そこまで考えていかないといけないよね、という話に。
気づきから行動へと繋げる、それも継続的な行動へと繋げるためには、コミュニティが必要、と実感している。SNSの力はそこでは大きい。
やりっぱなしではなく、ワークショップを行う前からフォローアップを用意しておくこと。自分(私)が先導するのでではなくても、参加者が皆それぞれに刺激しあい、高め合っていけるようなコミュニティを創るという方向を、今年はもっと意識して考えていきたいなあと思う。
と書いていて、ふと数年前に話をする機会があったエイベック研究所の武田隆氏の基本的な考えはこういうことだよなと思った。
創る楽しみ、食を通じたコミュニケーションを広げていきたいな〜!とまた思った今日でありました。
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