昨今は、会議の際、ペットボトルが配られることが多い。
残れば持って帰ることもできるし、洗いものもないし。
便利ではあるのだろうけれど、でも、なんだかちょっとさみしい。
一昔前は、女子に「お茶汲み」ばかりさせる企業も多かった。
お茶汲みは手のあいている人がやりましょう、ではなく、お茶汲みはやめましょう、になったというわけか。
なので、打ち合わせに伺った時に手ずからお茶を淹れていただくと、いつも思わず声をかけてしまう。
「お茶をこうして淹れていただくのは、とても嬉しいです」と。
先日、ある事務所に伺った時に、食への造詣も深い男性が「なかなか手に入らないお茶なんですよ」と、色の美しいミックスハーブティを淹れてくれた。
打合せをしているうちに段々と色が濃くなってきて、「さてそろそろですかね」とカップに注ぎ、そのお茶の風味をともに楽しむ。
そんなお茶を飲みながらの打合せは、ペットボトルからそのまま飲みながら話すのとはやはり何かが違う。
飲む、食べる。
日々繰り返す、当たり前の行為の積み重ねが、私たちの人生。
Art de Vivre
フランス人が好むこの言葉が、ふと浮かんだ。
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