実用、機能、だけではない価値

大きなイベントが続いていました(これについてはまた追ってまとめておきたいと思っています)。

 

昨日無事終了。

 

事前の準備から当日の立ちっぱなしの日々。
大変ではありますが、やってみることでわかること、感じること、考えること多々。次への学びに繋がるので貴重な体験です。

お気に入りの器に盛りつけ、食べることは、癒しの時間

久しぶりにゆっくり朝食を用意してくつろぐ今朝は、お気に入りの器で。

 

何を盛りつけようか、どう盛ろうかと考え、目で楽しむだけではなく、器を持ち上げる時、器が口に触れる時、その器に感謝の気持ちを持てるのがよいのです。
食器洗い機に入れるなんてもちろんNG。丁寧に手で洗い、拭きあげます。

 

作り手を知っていれば、その方々のことを思い浮かべることも。

だから、よもやぞんざいには扱えませぬ。

 

あの時、あんな気持ちで、あの店で買い求めた。

そんな想い出も自分にしかわからない大切な「価値」。

二階堂明弘さんの飯碗、野田里美さんの湯のみ、佐々木明美さんの皿、友人にもらったベトナムコーヒーの器の受け皿、20年前に買い求めた杯
二階堂明弘さんの飯碗、野田里美さんの湯のみ、佐々木明美さんの皿、友人にもらったベトナムコーヒーの器の受け皿、20年前に買い求めた杯

実用、だけではない、価値

以前、ある絵画にひと目惚れして、でもその価格の高さに一瞬躊躇したけれど買い求めたという女性と話をした時のこと。

 

「大きな絵なの。家から戻った時も、お皿を洗っている時も、ソファでくつろいでいる時も目に入るのよ。そしてそのたびにとっても気持ちがよくなるの。その絵がウチに来たことで、その周りもまた美しく、その絵にふさわしいものにしたいって思えたの。暮らしがまったく変わったわ。」

その一瞬一瞬の積み重ねが、人の暮らしを作る。

なら、好きなものと一緒にその時間を過ごしたい。

こういう日はお茶もじっくりゆっくり丁寧に淹れて。

ゆるゆるとカラダとココロがやわらいでいくにまかせることにします。

名古屋在住の作家、高木優子さんの「祈りの手」 3.11の衝撃から生まれた作品。2011年ご本人もいらしてスパイラルで展示していたのを見てひとめボレの衝動買い。この絵を見ると、心の中にひたひたと潤いが戻ってくるのです。
名古屋在住の作家、高木優子さんの「祈りの手」 3.11の衝撃から生まれた作品。2011年ご本人もいらしてスパイラルで展示していたのを見てひとめボレの衝動買い。この絵を見ると、心の中にひたひたと潤いが戻ってくるのです。