久しぶりに一気読み。
世界有数の登山家夫婦、山野井泰史と妻妙子の、2002年のギャチュンカン登攀を中心に描いたドキュメンタリー「凍」。
沢木耕太郎の書くものの多くが好きだが、この本の読後の衝撃はすさまじい。
人間の情熱とはどれほどの力を持つものなのか。
わずかな可能性でも見いだして生き抜こうとする努力、死をも受け入れる精神力、人と違うこと(多くの指を失うことも含め)をまったく恐れない生き方。そして不死鳥のように甦る生き様。
背筋が伸びる。
ところで、登山に際してはとにかく「軽い!」が重要。
彼らが持っていった食材のリストがあった。
乾燥五目飯 200g×2
乾燥焼きそば 200g×2
ビスケット 100g
乾燥汁粉 60g
乾燥わかめスープ 2
乾燥味噌汁 2
コーヒーと粉末ミルクと砂糖
ココア
アウトドアには、やはり乾物が活躍。
ここまで先鋭的な登山家は食べるものなど気にする余地もないのだろうけれど、グルメ登山家のための乾物キット開発したいものですw。
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tamamiazuma (木曜日, 18 9月 2014 02:17)
こんにちは!我が家の登山も食材リストにある通りな感じです。年々フリーズドライがおいしくなっています。行動食にドライナッツ類も必需です!