やっとわかったことがある。
私が心からやりたいことは「人が繋がる場を創る」こと。
「こんなことしたい」「こうなりたい」「これが夢!」
そんなキラキラした気持ちを持って人が集まる場をたくさん創るのが、私がほんとうにやりたいことだな、と。
そして、それをその場かぎりの「夢」に終わらせることなく、Actionに繋げていく人が増えたらサイコー!と思う。
料理教室を開いた目的は、どんな小さな子連れでも集うことが、学ぶことができる場所を創りたかったから
娘の重度のアトピーで勤めを辞めざるをえなくなり、専業主婦を3年。
臨月まで仕事をしていた私には、家の近くに友だちの一人すらおらず、母の助けを借りることができる状況でもなかった。慣れない育児、つきあいも仕事のウチと毎晩タクシー帰宅の夫。密室育児の中で育児ノイローゼ寸前を経験して強烈に思ったのは「シアワセなはずの育児期間にこんな思いをする母親を増やしてはいけない!」だった。
そこで始めたのが、家を開放し、どんなに小さな子ども連れでも参加可の料理教室だった。料理を習いにいく、そんなに高くない、子どもと一緒、であれば、夫たちもきっと喜んで妻を送り出してくれるに違いない。子どもを預けること、私が仕事をすることに反対の夫も、これなら反対のしようがないだろうという思惑もあった。
当時は赤ちゃん連れで外出するというだけでも眉をひそめる人も多かったし、こういう場所がなかったからだろうか、驚くほどたくさんの母親たちが我が家を訪れてくれた。
結局この教室を開いたことが、私が食への道を歩むきっかけになった。
一度は閉じた教室。再開して感じたのは「こんなにいろいろな才能が!」という驚きだった。
この教室は7年ほど続けたが、外での仕事が増えて実は10年間閉じていた。2012年に復活したのだが、当時はまだ幼稚園に入っていないお子さんを連れていらしてくれていた人が、子育ても一段落して改めて10年ぶりに訪れてくれた時は、思わず涙がこぼれそうになった。
地元の人たちだけではなく、いろいろなところから、駅からも遠い我が家に人が訪れてくれるようになった。そんな中気づいたのは、たとえば子育てや介護、家族の転勤で、第一線は退いたけれどスキルや能力が高い人たち、「こんなことをやってみたい」と勉強し資格をとっている人たちがどれだけ多いことか!という事実。それもいろいろな分野の人たちがこんなにたくさんいる!という驚き。
この人たちが繋がったら、おもしろいことが実現できてしまうかも!
ワクワクした。
怖かった、自信がなかった、不安だらけだった!じゃあ何があったらもっとラクだった?
とはいえ、
「そうはいっても長く第一線を離れてしまっているし」
「資格はとったけれど、自信がないんです」
そんな声もきこえてきた。
それは、まったく違う分野で仕事をしていて家庭に入り、さて食での仕事を始めようかと思った時、初めて講座を開こうと思った時の私自身の姿に重なった。
怖かった、自信がなかった、不安だらけだった。
応援してくれる仲間がいたら?
予行演習ができたら?
フィードバックがもらえたら?
きっと私ももっと気楽に一歩を踏み出せただろうと思う。
じゃあそんな場を作ってしまおう。
そう考えてはじめたのが「ひとなりプロジェクト」。
2013年5月のこと。
仕事として、人が集まる、繋がる場を創る
それから2年あまり。ご縁があって、このひとなりプロジェクトに注目してくれる方が現れ、仕事として講座のプロデュースをさせていただく機会をえた。企画する講座が多岐に渡りおもしろいということ、また、多くの場合満席の集客を実現していることで、「人に訪れてほしい」場を持っている人にとってはありがたいということなのだ。
大田区にある住宅メーカーのショールーム「樹のソムリエstudio」での講座企画。昨日開催した永田広美さんに講師をつとめていただいた「ハワイ式風水」の講座も、募集2日で22名の申込で満席だった。
持続可能な食の未来にむけての活動は、私の中の大きな軸であることに、これからもかわりはない。
そんな食の未来も含め、すべてのことはきっと、人と人、人とコトが繋がる場を創ることによって、その目標にグッと近づくはず。
いつだって人生は今がサイコー!これからもっと楽しくなる!と本気で思える人が増えたら嬉しい!
そんな思いから、私自身も挑戦を続けていきたいと思う。
人が繋がる場をもっと創りたい、新たな挑戦、Actionに繋がるきっかけを創りたい!
というわけで、今年前半で二つの資格をとった。
この夏以降、そんな場も積極的に創っていくので、乞うご期待!
いつだってキラキラ目を輝かせて夢を語り、互いの挑戦を祝福し応援しあえるコミュニティを広げていきま〜す!
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