「へえ〜、炒飯に添える中華風スープにネギ以外のものも入れていいんですね?」
という発言に驚いたことがあります。
「ネギ以外入れちゃいけないなんて誰が決めたんですか???」
思わず聞き返したくなりました。
「お店みたいに美味しいですね」はほめ言葉?
「お店みたいに美味しいですね」が家庭料理へのほめ言葉になるほどに、近年はお店の料理が世間のスタンダードになってしまっているということなのでしょうか。
炒飯についてくるスープにネギしか入っていない店が多いとしたら、味がシンプルで美味しいこともあるかもしれませんが、コスト削減も理由の一つかもしれません。
店で料理を出す場合、食材費は価格の1/3に抑えないと利益が出ないというのは業界の常識といわれていますから。
残りもの整理的ハンバーグでもいいんじゃない?
さて、家庭で作ることも多いハンバーグには何を混ぜますか?
炒めた玉ねぎが定番とは思いますが、炒めなければおいしくない?
そんなことはないです、経験上。生には生の美味しさが。
他には?
別に決まりはありません。
自分で考えて作ってみて美味しければそれでよし。
デスヨネ?
さて今回のハンバーグは、一期一会もいいところw。
友人を通じて購入している上質な冷凍豚モモと豚バラの薄切りを事前に冷蔵庫に移して解凍しておき、フードプロセッサーでひき肉に(普段は牛肉や合挽きで作ることが多いですが豚100%もまた美味しいです)。
具は、玉ねぎ、人参、セロリ。
これは冷蔵庫に中途半端に残っているものがあったから刻んで。
干しゴボウ、戻したひじき。
これも袋が開いたものが残っていたから。
何も炒めず。だから簡単。
これにパン粉を牛乳でしっとりさせたもの。
普段は卵を入れるのに、料理を始めてから卵を切らしていたのが発覚。
で卵はナシ。
でもパン粉があるからツナギの役割は果たしてくれるはず。
卵がなければハンバーグが作れないということもないのです。
生姜のすりおろしも加えてから塩コショウ。
よくよく捏ねたら丸めてフライパンで焼きます。
これだけ。
でも、思わず3つも食べちゃうくらい十分に美味しいのでありました。
家庭料理に、「**がなくちゃできない!」なんてことはぜ〜んぜんないのです。
これがないと本当に作れない?
それに変わるものは何かある?
「柔軟に考える」は「料理力」の大事な要素と思います。
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