日本の薬草を活かす伝統茶をプロデュースするtabelの代表、新田理恵さんのfacebookで知り、吉祥寺の「タイヒバン」という店で開催された「発酵デザイナーのこうじづくり講座」に参加してきました。
講師は、「発酵デザイナー」の小倉ヒラク氏。自由大学で以前「手前味噌講座」の教授をしていたとのことで、お会いしたことはないながら、自由大学つながりではあります。
「この講座を受ければ自分で麹を作れるようになります!」
これに惹かれて参加を決めました。
プロが作る麹と素人として作る麹の違いをふまえて、都会の一人暮らしの人間が作りやすい、そして失敗しにくいポイントをきっちり抑えて、システマティックにきちんと説明してくれるのは、「快感」!
素人がおかしがちなミスや、想定される質問に対して、先回りしてきっちり抑えているのも素晴らしい!例えが上手い。
私もワークショップや講演をする身として、そういう側面でも学びが多かったです。
お米を蒸している間に座学。
発酵とはどういうことなのかについての説明がありました。
整理して話してもらえるとスッと入ります。
蒸しあがったら、参加者全員、自分の分の麹を仕込むためにお米を一粒ごとに「独立」させる作業。お酒の仕込みの写真でよく見る感じの風景がこれか〜と思いながら手を動かしました。
地球上の生き物についてのこの図を見て、「その動物の中の一つ、人間でしかないのに、地球を汚しちゃいけないよな」と改めて思ってしまいました。
講座の後のランチは、どれも麹を使って作られているもの。
優しい美味でした!
ところで。
会場となったタイヒバンという店名は「堆肥盤」から来ているのだとか。
店の真ん中に土のようなものが盛ってあるのですが、これ、乳酸菌たっぷりのエサを与えた牛の糞から作った堆肥なのだそうです。
でも。
まったく臭わないので、それと説明されるまでそれが堆肥だとは思いませんでした。
発酵について研究している料理家、森本桃世さんが作るお料理、どれも美味しくいただきました!
食べものの保存といえば乾物にするか発酵させるか。
このどちらも突っ込んでいきたいな〜なんて思いつつ、さて48時間でできるはずのマイ麹をまずはいい子に育てなくちゃ!
知らないことが沢山あるってステキだな〜。
学べるって幸せなことだな〜と思った今日。
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