6月の末に都内のある企業の社内マルシェの片隅で、7月半ばに自社農場も持つ名古屋のある企業のショールームのオープニングで、自家製干し野菜の作り方をお伝えする機会をいただきました。
その時にいただいた感想。
「こんなに簡単なんですか?実際に目にしてハードルがぐ〜んと下がりました。」
写真は
輪切りにしたズッキーニ 1/2本
中途半端に残っていた長ネギを斜め薄切りに
ピーマン1個を縦薄切りに
椎茸はとりあえずそのまま 2個
人参は千切りピーラーで千切りにして1/4本分
椎茸は薄切りにして干してしまえばもっと良かったのですが、時間切れでとりあえずそのまま干してみました。それでも冷蔵庫に入れておくより長持ちします。
体積あたりの表面積を大きくするほど速く乾きます
体積あたりの表面積が大きくなるほど速く乾きます。基本は、細く薄く切って、ざるや網など、上下から空気が通るものにのせて置いておくだけ。必ずしも外に干す必要もありません。
でも、今の季節なら、真夏のこの太陽光の強さを利用しない手はありません。たった1日でも相当に乾きますよ。
その後
人参、ピーマン、椎茸は、肉豆腐を作る時の具になりました。
戻すことなく、そのまま煮汁に入れるだけ。
切っていなかった椎茸以外は、包丁を使うことなく料理ができてしまいました。
ネギは中華スープの具の一つになりました。
ズッキーニは完全に乾いていない状態で、オリーブオイルでソテーしてハーブを振って肉料理の付け合せになりました。歯ごたえがあって美味。
忙しい時にはやりたくない千切りも、時間のある時に済ませておけば包丁いらずで調理できます。
上の写真は、カラフルなにんじんを千切りピーラーで千切りにして完全に干したもの。5分ほど水につけてちょっと柔らかくなったら、にんじんのきんぴらにしてみました(下の写真は炒め煮している途中)。料理する時は包丁いらずです。
干したものは食感が際立つので、「ごぼうが入ってないのにこの食感なんですか?」と驚く方も多々、でした。
完全に乾いてしまえば、半年くらいは保存もききます。
日本の家庭から出る食品ロスは、世界の食料援助の総量と同じ
時間の余裕がある時に切って干す。
忙しい時には包丁いらずで料理もできる。
自分の時間をコントロールするためにも、そして無駄を出さず、家計に優しく、という意味でも、チョコッと干し野菜、お勧めです。
野菜の種類によって、ちょっと気をつけるといいことはいくつかあるのですが、それは追々。またこのブログにてご紹介していきたいと思います。
DRYandPEACEのブログで、ナス干しについて以前詳細に書きました。旬の野菜でもあるので、こちらのリンクを貼っておきますね。お試しください。
日本の家庭からの食品ロスは、世界の食料援助の総量とほぼ同じ。
無理なく小さな行動を積み重ねていきたいですよね。