シャキッと美味しく茹で上がったもやしは、このお値段で申し訳ない!と思うくらい美味しいですよね。
ところで、もやし、どうやって茹でていますか?
母の発見?
私が大学生だった頃、母が食卓でもやしを使った一品を解説しつつ、得意気に語ってくれたのが、もやしの茹で方。
ひたひたの水と共に鍋にもやしを入れてから火をつけ、沸騰したらすぐザルにとるというもの。
大概は、沸騰した湯にもやしを入れて数分茹でているのではないでしょうか。
母の「発見」なのか、誰かから聞いてきたことなのかはわかりませんが、それ以来、私ももやしを茹でる時はこの方法。失敗せずいつもシャキッと茹で上がります。
シャキッと茹でたもやしでこんな料理を作りました
こちらは、そんな風にして茹で上げたモヤシと、三浦産のアカモク(地方によってはギバサとも呼ばれている海藻)と、地元の農家さんが朝だけだしている販売所で買い求めたエゴマの葉を黒酢とちょっぴりの醤油で和えたもの。
茹でたもやしとエゴマの葉を黒酢で和えるのは、我が家の定番。
販売所のお兄さんが「エゴマの葉、どうやって食べてますか?」と質問してきたので、ウチの定番、とご紹介してきました。これにチャーシューの千切りなんぞ入れても美味。
もやし生産者がここ数年で激減
ところで、もやしの現在の販売価格は1977年のそれより安いのだそうです。
一方で原料となる種子や人件費は高騰。
2009年に全国で230社あった生産者は2017年現在130社を切っているという惨状。10年たらずで100社以上が廃業しています。
(もやし生産者協会ホームページより)
ある生産者は、生産者もお店も利益を出すのに必要な適正価格は一袋40円程度と語っています。
ちなみに、この日使ったもやし、夏場で足が速いこともあったのでしょうが、半額のシールが貼られていました。このお店ではもともと39円の値段がついていたので、その半額といえば、、、。
安いほどいいという気持ちもわからなくはないのですが、生産者がきちんと継続して生産できる適正価格を考えることは大切ですね。