すでにだいぶ時間が経ってしまった昨年暮れのことになりますが、
慶應大学経済学部で、
Individual Actions for Food Sustainability
〜How can we make the world a better place to live?
と題して、1時間英語でお話させていただく機会を得ました。
聴き手は大学生、男子ばかり、外国人も、、、
大学3〜4年生。ほとんどが男性。海外からの留学生もおり(日本語が話せない)、担当の講師の先生が「こういう話は多くの方々に聞いていただきたい」とのご配慮で、保護者の方々も数名。
普段の私がお話する対象とはかなり趣を異にする参加者構成です。
「異文化コミュニケーション」の講義。講師の井上愛子先生が、持続可能性をテーマにディスカッションするための素材提供者の一人として、お声がけくださったのです。
英語で1時間話すのは初めて。でも、即座にお受けした理由とは?
とりあえず日常会話程度はさほど不自由なく話せはするし、20分程度のスピーチは英語でもしたことがあるものの、ふだん英語で話す機会がとくにあるわけでもなく、ましてや1時間壇上で一人で英語で話すのは初めて。
そもそも日本語ですら、今のように人前で話すことができるようになったのは、30代後半。無謀にも、そんな実績の一つもない私に90分の講演の依頼をしてくださった方のおかげです。
古い友人たちは私が赤面症で人前で話すのが本当に苦手だったことを知っています。友人の結婚式で緊張で頭が真っ白になってスピーチがボロボロだったこともありました。
初めての講演。その時は原稿を何度も書き直し、一人でリハーサルを重ねました。今思えば、かろうじてギリギリ及第点程度のデキでしたが、その時には「やった!」「乗り越えた!」とコンプレックスを乗り越えた達成感でいっぱいでした。
今回も、だから、
「これをチャンスにしよう!」
「英語で講演ができる自分に変わろう」
と思ったのでした。
即座に「お受けいたします」と答えていました。
早朝に起きて資料を作り、スピーチの練習をして臨みました
一ヶ月以上時間があったこともあり、仕事の合間や早朝に資料を作り、英語での滑舌をよくするため、話す練習もしました。
英語ができる友人に適切な英語表現の指導をしてもらったり、英語での講演を何度もこなしている友人に、話す順序や内容についてのアドバイスをお願いしました。
当日の朝には、「やりきったから大丈夫」と思って会場に向かう自分がいました。
そして、細かい反省点はあるものの、伝えたいことはきちんとお伝えすることができたように思います。
話し終わった後、たくさんの質問もいただきました。
また、講義を終えて数日のうちに、23名の学生さんたちからコメントをいただきました。
いくつになっても、挑戦って楽しい!
先日、友人が「65歳を過ぎても頭脳は20代のスーパーエイジャーたちに共通しているのは、常に負荷がかかるような挑戦を続けていること」という記事をシェアしているのをみました。
挑戦して乗り越えるのは、大変ではあるけれど、その達成感は自己肯定感を高めていきます。
「誰だって、いつからだって挑戦できる!」
それは、娘のアトピーで仕事を辞めざるをえず、専業主婦を3年した時の経験から常に私の中にあった言葉です。
これからも新しい挑戦を楽しんで生きていきたい!
改めてそんなことを感じています。
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