「発酵」をテーマにシェアReading

今回のシェアReadingのテーマは「発酵を考える」。


醤油作りをしている人、
発酵食レストランのオーナーシェフやそこで働く人、

生き物のカラダに詳しい獣医さん、

そして大学を9月に卒業したばかりという女子。

20代から50代まで、私を含めて6名で、

本を読み、対話する2時間でした。

20代から50代までがテーブルを囲んで発酵談義!
20代から50代までがテーブルを囲んで発酵談義!

目には見えないけれど確かに存在する微生物との共同作業

発酵とは、目に見えない微生物との共同作業。


そんなことを改めて感じました。

そして、目には見えないけれど、

「ものすごい量の微生物たちと暮らしている私たち」

ということも意識することになりました。

「食を考えることは、
食を自分たちの手に取り戻すことになる。」


「微生物の働きを利用すれば、

エネルギー、環境などの問題の解決にも繋がる。」

 

「発酵ブームだけれど、天然菌と人口培養菌では全く違う。」

「争うのではなく、調和する生き方を微生物に学んだ。」

 

それぞれの著者たちのさまざなま主張。

そうしたことに関して、また、もう少し広く食に関して、

さらには、人の行動を変えていくにはどうしたらいいのかなど、

 

話題は広がっていきます。

発酵をテーマにこんな本が集まりました
発酵をテーマにこんな本が集まりました

参加者によって対話は違う方向に広がるのが醍醐味

シェアReadingのおもしろさは、

同じ本を読んでも、
参加してくれる人によって、

対話が全く違う方に広がっていくこと。


これが一緒に本を読むことの醍醐味と感じます。

「自分の視点で語ると議論の場がもっと面白くなる!

と思いました」

そんな感想をいただきました。

本を読むときって、自然と自分の興味のある分野に引き寄せて

読んでいると思うのです。

 

 

それぞれの人の視点が入ることで、

一人で読む時とは読み方が変わります。

そんな読み方、考え方もあるんだと思うことも多々。

意識せずに読み飛ばしてしまっているところに

実は大切なことが書かれていることに

気づくこともあります。


初めて参加した方から

「2時間とは思えないほど濃かったです。」

というご感想をいただき、嬉しかったです。

「発酵の奥深さを改めて再認識しました」
「やっぱり微生物!」

「また発酵をテーマにやりたいです」
そんなリクエストもいただきました。

 

本を介して食を考える機会、充実させていきたいです。

次回のシェアReadingの会は、
横浜市緑区中山の季楽荘にて
12月22日(土)10:00~12:00
詳細はこちらをご覧ください。

 発酵テーマだったので、自家製甘酒をちょっぴりお裾分け
発酵テーマだったので、自家製甘酒をちょっぴりお裾分け