コーヒー生産者は貧困から抜け出せない?
フェアトレードという言葉、
チョコレートやコーヒーで使われることが多いので、
コーヒーについて読んでみることにしました。
著者の辻村英之氏は京都大学大学院の教授(当時)。
タンザニアにある名峰
キリマンジャロの西斜面にあるルカニ村(当時人口1482名)に
1996年から年に1度はホームステイをしながら
コーヒー栽培とその経済について研究をしてきたといいます。
コーヒーの価格の下落から、
コーヒー栽培を辞める人が増えている現状。
(とはいっても他にいい職業があるわけではない)
そもそもコーヒーの価格はどう決まるのか。
生産者たちが置かれている不利な状況について。
①基準価格はNYの先物価格。
コーヒーなんてどうでもいい投資家の意向で決まる
②多国籍企業による買い叩き
③消費者価格と生産者価格の800倍以上になる価格差
などに触れた上で、
香りと味というコーヒーの従来の品質基準の上に、
「生産者の教育や医療の向上に使われる」という
新しい「品質」にお金を払う
フェアトレードについて紙幅をさいています。
どうしたらフェアトレードがもっと広がるのか
実は、東ティモールが独立してすぐの頃、
ある人から東ティモールのコーヒーをいただきました。
「フェアトレード製品なので、気に入ったらぜひ買って」と。
ところが、味も香りも薄すぎて、
とても買って飲む気にはなれませんでした。
(現在の東ティモールのコーヒーが
美味しくなっている可能性はもちろんあり、
東ティモールのフェアトレードコーヒーの全てが
薄いわけではないと思いますが)
著者もいうように、
香りと味という
コーヒの従来の品質基準が満たされてこそのフェアトレード。
嗜好品であるからこそ、
他の数多あるコーヒーと比べても
好き嫌いは別ですが
同品質以上が求められるて然るべきと思います。
多くの消費者にとって、
いいものをより安くという心理が働くことは否めません。
遠いタンザニアに住む人たちのことを
友人と同様に考えることは難しいのも現実。
ルカニ村のコーヒーを味わったことがないのでわかりませんが、
地元の医療費や教育費に売り上げが当てられるそのコーヒーが
美味しいといいなと思うのです。
ルカニ村のキリマンジャロはこちらで購入できます。
昨年半ばから、
残念ながらデカフェ以外飲めないカラダになってしまったので、
私はコーヒーには手が出ないのではありますが、、。
参加者募集中の講座、イベント
2月24日(日)10:00〜12:00
シェアReadingの会
「食べもののホントのコストを考える」
季楽荘(横浜市緑区中山)
参加費 2,500円(税込)
ファシリテーター サカイ優佳子
詳細はこちらをご覧ください。
3月7日(木)①11:00〜12:00 ②14:00〜15:00
火がなくても作れちゃう!普段も美味しい!乾物防災食入門
TSUTAYA町田木曽店
参加費 各回とも2,000円(税込、ミニお土産つき)
講師 DRYandPEACE(詳細はこちらから)
3月9日(土)11:00〜13:00
乾物で、防災食もこんなに変わる!
〜もしもの時にも慌てないレシピ〜
八王子 埼玉屋本店
参加費 4、000円(税込)
講師 DRYandPEACE(詳細はこちらから)
4月23日(火)11:00〜13:00
乾物で、防災食もこんなに変わる!
〜もしもの時にも慌てないレシピ〜
樹のソムリエ(大田区北千束)
参加費 5、000円(税込)
講師 DRYandPEACE(詳細はこちらから)
4月26日(金)11:00〜13:00
自家製乾物を作って美味しく食べる
〜家の中でも干せちゃいます〜
新宿区上落合2−26−5
(東西線落合駅徒歩3分)
参加費 5、000円(税込)
講師 DRYandPEACE
お問合せ、お申し込みはこちらから
チームDRYandPEACEの講座・イベント
coming soon
コメントをお書きください