2012年のブログ
2012年
12月
31日
月
食を通じて広めていきたいことfor 2013
私にとって今年は「初心に帰り、新たな歩みを始めた」年だったように思います。
でも、「元に戻った」だけではなく、新たな「思い」や「気づき」を持って歩きだすことができたように思います。
これも、多くの方々と出会い、語り、ともに時を過ごすことができたから。そこからの学びが大きかったから。本当にありがたいことだと感謝しています。
2012年
12月
29日
土
気絶して記憶を失って考えたこと
25日、クリスマスの夜、ディナーにワインを2杯飲んで戻り、北京に住む娘とLINEで1時間ばかり話をした(という)。その後、お風呂に入って夜着に着替えたところで気絶したらしい。
2012年
12月
28日
金
質のいい料理酒を使うと、和食の味が変わります
岡山の利守酒造さんから、新発売の料理酒が届きました。
初回は数量限定1200本とのこと。
岡山県産の雄町米を使った贅沢な料理酒です。
使う酒によって、料理の出来は相当変わります。
私は、福島の大木代吉酒造さんの料理酒、あるいは、これも福島の仁井田本家さんの旬味などを使ってきました。
2012年
12月
27日
木
2013年新プロジェクト@Mahota Kitchen上海
上海で、12月に公式オープンしたばかりという店mahota kitchen(泰生厨房)を訪れました。
自社農園で育てた豚肉と野菜を使った鍋料理の店。
食の安全が気になる上海人たちの注目を浴びはじめているとか。
総合的にサステイナブルなライフスタイルを目指そうという会社が、その一貫としてオープンしたレストランです。
ただしかし、食事をした2日後には、上海でのワークショップ開催へとトントン拍子に話が進むことになるとは、レストランに足を踏み入れた時には予想していませんでした。
2012年
12月
17日
月
秘密の気まぐれ料理教室年内最終日は、夜まで熱かった
12月16日、年内最後の自宅での「秘密の気まぐれ料理教室」ちらっと寄ってくれた方も含めると11名の参加。
ヨーロッパから中近東にかけての料理フュージョンメニューでお迎えしました。
2012年
12月
10日
月
保育園の調理師さん、保育士さんと五感と言葉で食を探検@高松
高松市役所で、100人を超える市内の保育園の調理師さん、保育士さんと「食の探偵団」のワークショップを12/10、行ってきました。
「五感でしっかり感じる」
「感じたことを言葉にして表現する」
この二つを基本にする「食の探偵団」。
目指すのは、食への興味関心を引き出すこと、なのです。
それが食育の第一歩、と思うから。
2012年
12月
09日
日
ともに料理をすることで育まれるコミュニケーション@青森
コープあおもりさんのお招きで、コープさんに関わる生産者、加工業者、パッケージなどの業者、販売業者、など26名による調理実習&座談会を7日青森市内の短大をお借りして開催させていただきました。
男女一緒に、料理経験がある人もない人も一緒になって手を動かします。
意外な人が料理上手!という発見も。
あの人が作ったりんごなんだから、
この人が育てた豚なんだから。
そんな気持ちでともに料理。
2012年
12月
08日
土
中身濃くわかりやすい「水危機 ほんとうの話」
沖大幹 「水危機 ほんとうの話」読了。
「世界の四大文明はいずれも大河のほとりで勃興した、とされる。〜(中略)〜奇妙なことに気づいた。『四大文明』はいずれも現在の乾燥地帯に勃興した、という点である。」
2012年
12月
08日
土
[日本農業への正しい絶望法」の問題提起は読む価値あり
少し前から気になっていた神門善久著「日本農業への正しい絶望法」読了。
大意は、、、
1)政府も農地の利用の現状を把握していない現状では農地利用が無秩序化し、まともな農業ができない
2)消費者が舌で農産物のよしあしを判定する習慣を失った
3)放射能の影響
この3つによって農業者の耕作技能が大きく低下。
そして、日本の農業の最大の問題は、この耕作技能の低下、喪失であるとする。
生産の増大を目指すのではなく、耕作技能の養成を目指し、日本を耕作技能の発信基地にすべきである。
2012年
12月
03日
月
大丈夫大丈夫、一歩ずつ進みましょ!
ここ数日、
「お母さんのお弁当が愛情。買ってもたせるなんて愛がない証拠」とか、
「お母さんが愛情をこめて作れば、子どもに好き嫌いなくなるはず」
といった話をきいたり読んだりすることが多かったように思います。
こういう話をきくと、私はあまりいい気持ちにはなれません。
「お母さん」ばかりがやり玉にあがっているというのも一つ。
お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、きょうだい、
友だちだってお手伝いできるかも!
でもいい気持ちになれない理由はそれだけではありません。
2012年
11月
29日
木
講座で素敵な女性にあいました
追浜での乾物の講座4回を終了しました。
始めは座学中心で乾物概論をお話しながら、
乾物たっぷりのスープを召し上がっていただきました。
あとの3日間は実習です。
乾物アジアン、乾物フレンチ&イタリアン、乾物スイーツ。
30代から70代後半くらいまで20名の女性たちが参加してくれました。
2012年
11月
19日
月
「心地よい」という感覚を子どもにプレゼント
北京で学生をしている娘から、料理の写真がたまに送られてくる。
今朝は、「鴨ダシのうどんであったまった」と。
北京ダックを食べに行った時に骨をもらってきてダシをとって冷凍してあったから
朝の忙しい時(今日は「死ぬ気でがんばる!」テストの当日のはず)でもおいしいものが食べられる、とのこと。
2012年
11月
05日
月
年を重ねる潔さ、美しさ、その難しさ
トニー・ベネットの80歳記念のTV番組と、
バーブラ・ストライザンドの2000年カウントダウンコンサートの映像を見る機会をえた。
トニーにしても、バーブラにしても、
若くみせようとするところは微塵もなく、
昔はよかったと過去の幻影をひきずることももちろんなく、
ずっと自分の信じる道を歩んできたという自負からくる笑顔がまぶしかった。
若いころからずっと成功者としての道を歩んできたようにみえるとしても、
平坦な道、楽しいことばかりでは、たぶんなかっただろうけれど。
その笑顔には曇りのひとつもなかった。
2012年
11月
02日
金
仕事も遊びも!刺激的な仲間に乾杯!
異業種同世代女性たち8名とすごした午後から夜。
午後4時間半、休みなし、ノンストップの勉強会。
そして4時間のサルディーニャ料理を囲んでの食事会。
それぞれ分野は違っても、
軸をどうもつのか
何を価値として提案していくのか
それをどう表現するのか
自分のスキルや魅力をどうブラッシュアップしていくのか、
常に貪欲なまでにアンテナをはり、行動しているのを見ると刺激を受けます。
2012年
10月
30日
火
おしゃべりたっぷり、6時間に及んだディナーのメニュー
そろそろ知り合って20年近くになろうという女友達とのディナーは、おしゃべり中心。前もって作っておいて食べる時はあたためるだけ、といった料理で組み立てました。
あんまり楽しくて、6時間に及んだwディナーのメニューは以下。
こんなことができるのも、家でのおしゃべり会ならでは。
だから、家で、となるんですよね。
2012年
10月
29日
月
貪欲なほどに吸収し、発信していたあの頃を思い出しました
ネットが今ほど普及していない時代。
気軽にレシピ検索なんてできない時代でした。
だから、海外にでかける時には、今がチャンス!とばかり、英語で書かれた、場合によっては中国語やフランス語でかかれたレシピ本まで買い込んでは、読み込んで勉強していました。
旅先の家庭にあがりこんだり、ホテルの厨房に入れてもらったり。
世界の料理を吸収したい、自分のものにしたい、という思いは、貪欲といってもよい域に達していたと思います。
まだ1歳の娘を連れてソウルでホームステイしたり、
幼稚園生の娘と乳飲み子の息子を連れてチェンマイから1時間ほどの町にホームステイしたり。
2012年
10月
25日
木
怒濤の試作の日々です、って実はこれが楽しい!
「あの野菜の香りとこの香りが似ているからあわせてみようかな。」
「もしこんな調味料が、あの国にあったらどんなふうに使うだろう?」
そんなことを考えながら、食材の組み合わせ、調味料やスパイス、ハーブ類とのマッチング、香りや食感のイメージ、調理方法の選択、な〜んてことを考える時って、実はとっても楽しい。
で、それを形にしてみたときに「おいしい!」って思えると、さらに嬉しい。
一人でガッツポーズをとってしまうこともある。
2012年
10月
19日
金
10年ぶりに、自宅での教室再開
17年前から足掛け7年続けていた自宅での料理教室を閉じて10年。
ありがたいことに、外に呼んでいただける機会も多くなり、都内で、あるいは地方で料理教室や食育のワークショップを開催する機会をいただいてきた。
でもふと、家での教室を再開しようかな、と思った。
2012年
10月
18日
木
アラスカ産天然紅鮭をアレコレ料理してみた
先日いただいたアラスカ産の天然紅鮭(アラスカでは魚の養殖は法律で禁止されているので天然しかない)を解凍してから、いろいろ料理してみた。
1 ちょうどピザ窯に火を入れているところに届いたのでピザ窯で焼いてオリーブオイルと塩、胡椒でシンプルに。
2 1の残りを使ってチャーハンに。
2012年
10月
16日
火
「小沢征爾さんと、音楽について話をする」読了
「同じ時代を生きている、まだ世間的評価が定まらないアーティストだからこそ、この人の作品好き!っていう楽しみがあると思うのよね」と言ったら、
「こういう人たちこそ本当のアーティストだと思うんだよね」と友人が返した。
実はちょっとむっとした。
二人とも世界的にすでに評判が確立したアーティストだもの。
この二人がすごいっていうのは誰だって「安心して」言える。
2012年
10月
14日
日
魚の養殖全面禁止という選択@アラスカ州
Taste of Americaというキャンペーンの一環で、アラスカ州の鮭を使った料理を食す機会があった。
2012年
10月
11日
木
「日本を捨てた男たち フィリピンに生きる『困窮邦人』」読了
「死んだらそのむこうの世界が今よりもよいはずだと、どうしていとも簡単に信じられるのだろうか。」
この本を読んで、もう何年も前に読んだ、自殺者が増えていることに対するこの言葉がふと蘇ってきた。誰が書いたものかも、もう憶えていないけれど。
所持金0、頼れる親類なし。フィリピン人の好意で命をつなぐ人々
2012年
10月
10日
水
ある米麺会社の清算に思う
米麺製造のパイオニアのうちの一つといってもよいM社のホームページを見て、哀しくなった。
「弊社は、昨年の3.11東日本大震災の影響で著しい売上不振が続き まして、3月末日で事業停止状態に陥ってしまいました。
現在会社清算に向けての準備を行っておりますので、製造はもちろん 出荷対応等ができなくなっております。生産及び出荷は今後とも再開する 事はできません。 」
2012年
10月
09日
火
「『地球のからくり』に挑む」読了
こんなにわかりやすく面白い授業を受けていたら、文系の私も物理や化学にもっと興味がもてたかもしれない。
地球に生きる動物のエネルギーの根源を遡れば、すべてが、光合成によって太陽エネルギーを化学エネルギーに変える陸上の植物や植物プランクトンといった「植物」に到達する。であれば、太陽エネルギーの総量が決まっている限り、 地球上に暮らすことができる生き物の数の上限は自ずと決まる。そんなことを考えたこともなかった私は、ここを読んだところでまずはグッと入り込んでしまう。
2012年
9月
28日
金
なぜ私は米粉料理を研究しているのか?
給食調理の現場で「重点研究施設」を年度ごとに募集し、その施設には米粉を通常より安価に提供するために助成するなどという施策はできないのだろうか?
2012年
9月
24日
月
「大麻ヒステリー 思考停止になる日本人」読了。
「大麻ヒステリー 思考停止になる日本人」読了。
日本人と大麻との関係は2000年前から続く、「文化」である。
衣服としての麻だったり、 七味唐辛子に入っている麻の実だったり、畳の表地の縦糸や、神社の注連縄、鈴縄、蚊帳など、さまざまに利用してきた。
「大麻取締法」は、戦後、GHQによって日本にもたらされた。
2012年
9月
23日
日
「藤森照信の茶室学」ドキドキするほど面白い!
広さ2畳、床の壁から天井まで土壁を塗り回した、他に例がない利休の茶室「待庵」。
何を思い、どんな経緯で、どんな方法で作られたかの自説を披瀝する第三章「利休の茶室」はドキドキしながら読んだ。
2012年
9月
23日
日
「伝わる食育講座開催のヒント」@岡崎 二回目終了
21日、岡崎市での食育ワークショップ「伝わる食育講座開催のヒント」の二回目開催。
2週間前に行った1回目のワークショップで出た4つのテーマに別れ、グループごとに5分の持ち時間で「こんな講座を実現したい」というプレゼンをしてもらいました。
2012年
9月
22日
土
映画「よみがえりのレシピ」素晴らしかったです
「撮影を始めてから3.11を経験しました。山形では、ガソリンもない、まともに食べものを買うことができないという状況が1ヶ月も続きました。その時はじめてインタビューした人たちが話していた『不作のときに命をつなぐ芋だった』といった言葉が実感をもって受け止められました」
30代になったばかりの渡辺智史監督は、試写会上映後、そう語りました。
「よみがえりのレシピ」は、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭でも上映されました。映画祭には行っていたのですが見る機会をえず、東京での上映を心待ちにしていました。
その前に、この映画の下敷きになっている「庄内パラディーゾ」という本を読んでいたこともありました。
2012年
9月
19日
水
スイーツを食べる幸せを存分に味わうために
毎日甘いものが欲しいとは決して思わないし、量を食べたいとも思わない私ですが、以前娘に「ママって実はすっごく甘いもの好きだよね」と言われたことがあります。
確かに、大好きなスイーツというのはあって、年に何度か食べればよいのではあるけれど、それへの「愛」は半端ではないかもしれません。
上野広小路のうさぎやさんのどら焼き
ラデュレのマカロン
アンジェリーナのモンブラン
銀座ウェストのシュークリーム
赤坂塩野の生菓子
デメルのチョコ
パリ・セヴェイユのケーキ
2012年
9月
13日
木
おなかがすいた〜!が若返りに繋がるのなら、、、
「おなかがすいた〜」と感じることで、胃からグレリンというペプチド・ホルモンが産出され、これが視床下部を刺激して成長ホルモンの生成を促進するといいます。
成長ホルモンには筋肉を作る、骨を強くするなどの他、脂肪などの代謝を促す働きや、髪や肌を健康にする効果があります。成長期に重要なのはもちろんですが、年齢をへた人たちにとっては若返り?にもつながりそう(若返りホルモンとも呼ばれています)。
2012年
9月
08日
土
早慶上智に何人合格でしか自分の学校の良さを語れないでどうする?
受験生の母なもので、このところいくつかの高校の説明会に出向いています。
大学や大学院のあり方が従来のものでは不足という方向で、たとえば留学生の増加(つまりは海外の優秀な人材にとって日本に留学したいと思わせる価値を生み出すこと)のためにどうしたらよいのかが課題とされています。
少なくとも現状では、「目もあてられない」レベルではないものの、国内で少子化が進む中、日本の大学や大学院は安穏としていられる状況にはないし、国際的に評価が上昇傾向にあるとはいえません。
にもかかわらず、高校の説明会では今もまだ、早慶上智に何人合格だの、国公立大学に何人入ったのと、高校生活3年を何を学ぶ場ととらえ、どんな教育をしているのかよりも、日本の大学への合格実績がまずは語られるというのはいかがなものかと思ってしまうわけです。
狭い世界の中で競い合い、小さなパイを食い合う競争にはそろそろ終わりを告げるべきではないかと思います。
海外の大学への進学を積極的にサポートする学校もあっていいし(たしか玉川学園はそういうコースを設定していたかと思いますが)、偏差値がこのくらいだからこの大学へではなくて、こういうことをやりたいからこの大学のこの学部のこの先生へというきめ細やかな進路指導ができる学校があってほしい。
大学進学率が何パーセントなんていうナンセンスな数字を自慢するのは塾には必要であっても、学校がそれを売り物にするのであれば、学校の存在意義はなくなるといったらいいすぎでしょうか?
2012年
9月
08日
土
「伝わる食育講座を作る」ためのワークショップこれから力をいれていきます
岡崎市にて「伝わる食育講座開催のヒント」というワークショップの第一回目の講師をつとめてきました。
50名余の参加。半分以上の方が、すでになんらかの食育活動をしているか、始めようとしているとのことで、皆さんの熱気が伝わってきました。
2012年
9月
07日
金
この本の体操の効果にびっくりしました。
正しく体操をすれば10秒間で身体が劇的に変わる、、、とあります。
で、実はびっくり。
夕べ寝る前および今朝起きてすぐに5分くらいほど体操を行ったところ、今朝はカラダがとても軽い。
自然と背筋がスッと伸び、自分の姿勢があきらかに前日と変わったことに気づきました。この本、よいかも。
2012年
9月
06日
木
やはり見ていただくのが一番
米粉にしても、乾物にしても、「実は簡単」「早い」「おいしい」などといくら文章と写真で表現しても、やはり百聞は一見にしかずのようです。
一度見てくださった方、味わってくださった方の多くは、「ほんとに簡単なのにおいしい!」とすぐに米粉や乾物を買って作ってくれます。
講座を開くとなると、毎回段取りを考え、場合によっては食材の買い出しもすべてし、グッズを揃え、と思っている以上に準備に時間がかかります。それでもこれを積み重ねていかないことには、やはり伝えたいことが伝わらない。だから、やり続けていく。改めてそう思う今日でありました。
2012年
9月
03日
月
10年ぶりに、自宅での料理教室再開します
9月27日(木)、10月18日(木)、10月20日(土)
いずれも10:30~13:30
横浜市青葉区(田園都市線沿線です)
入会金なし。
参加費3000円。
メニューは近くなったらアップします。
基本おまかせということで。
駐車スペースあり。
お申し込みの方にのみ場所をお知らせします。
お問い合わせおよびお申し込みは、こちらからよろしくお願いします。
2012年
9月
02日
日
「神饌ー神様の食事から“食の原点”を見つめる』を読む
「家庭画報」に連載されたものをまとめたというこの本、外部の目にふれることはまずなかった、全国18の神社の「神饌」(神へのお供えの食)を紹介している。
神道に馴染みがない私には初めて見る用語も多く、読み終わっても内容が頭にすっと入ったとは言いがたい。それだけ中身が濃い本でもある。
写真を見るだけでも、時間と手間と細心の注意を払い、技に裏打ちされたこんな食事が全国の神社で粛々と作られ続けているのだと驚く。
神様の食事として作られた糒(干し飯)や、普段は口にしない山芋の一種「野老」を備えることが飢饉のための蓄えにもなったといった記述もあり、また、「去年まであった簡単なものが、入手できない時代になってしまいました」という上賀茂神社の神饌を担当する藤木保誠さんの言葉もある。食のあり方、それをとりまく環境など、考えさせられる。
神饌の歴史、伝統を知らずに暮らしてきたのは、私ばかりではないと思う。是非、手にとってみてほしい本。
2012年
9月
01日
土
その「常識」を疑うことも大切
「常識」と思われていることは、本当に正しいのだろうか。
その「常識」が正しくなかったら、議論も対話も不毛になってしまう。
当然ながら、正しい解に至ることはできない。
でも、そんな議論や対話が少なくないのではないか、、、。
自戒をこめてそんなことを書き記しておきたい。
ある人からきいた話。
「少子化は悪いことと決めつけて世間では話が進められるけれど、ある時、少子化は悪いことじゃなくて、少子化はしかたないよ、それを前提にどうしたら社会がよくなるのかという方向で話しあいをしたら、盛り上がったし、いろいろな案がでてずっと生産的だった」と。
いろいろな局面で、世間一般に広まっている「常識」を疑うことなく、それを前提に議論がすすめられていくことが少なくないように感じるこの頃。話している人たちがそれに気づかないということも問題だけれど、なんとなく薄々は何かが違うんじゃないかと思いながらも、その路線からはみ出すことなく話が進んでいくように感じられることもある。それがまた怖い。
わかりやすい構図にあてはめることで、整理できたかのように思ってしまい、問題の本質を見誤るケースもあるようにも思う。
コトをあらだてることを好まない日本人気質(?)なのかなと思うところもあるけれど、それではその先にまっとうな解は生まれない。
2012年
8月
31日
金
学校での食育 一歩ずつでも進むということ
学校で役立つ食育の教材を作る。その関係者が集っての5時間にわたる会議に参加してきました。
食育基本法ができたのが2005年。食育を指導できる栄養教諭を増やし、学校での食育を推進するべく、その先頭にたってきた先生方の言葉には現場を知る重みがありました。
彼女たちは自らの実践を深め高めていく傍ら、全国を見渡し、その全体的なレベルアップを図るために、心を配り、智恵を絞り、だからこその苦言を呈して後進を指導してきています。
彼女たちの姿をみて、少しずつでも、自ら動いて人と会い、語る、そんな地道な努力をつまみ重ねることでこそ物事は進むことを改めて肝に銘じてのぞもうと思いました。
食育ワークショップを立ち上げて10年がたちました。この秋はかなり忙しくなりそうですが、初心に帰り、今の現状を再確認しつつ、新たな一歩を踏み出したいと思います。
2012年
8月
29日
水
食育講座を開く目的
ある企業の依頼で7年にわたってお手伝いさせていただいています。その卒業生のうち40名以上が、なんらかの形で食育講座を開いています。
その皆さんに会う機会があり、70代の女性から声をかけられました。「あの講座が自分の人生の転機になりました。あの後、自分なりに勉強を続けて学び、今はたくさんの生徒さんを抱えるようになって、人生最高!って感じです。ありがとうございました。」
本当に嬉しい瞬間でした。
今日は、食育の講座を開催したいという人たちを対象に、自分で講座を開催するまでの考え方、やるべきこと、注意が必要な点などをお伝えするとともに、実際に講座を開くと想定してプレゼンをしてもらい、ブラッシュアップしていくといったスタイルでのワークショップの企画と資料づくりの一日でした。
無理せず、自分の周りの小さなコミュニティから活動を始めることができるという意味で、食は女性にとって身近。主婦として一生懸命やってきたことが社会的に認められ、周りの人に喜んでもらえるのが嬉しいのは、まさに私自身が経験してきたことでもあります。
今回の講座は来月地方で二回開催予定。すでになんらかの食育の活動をしている人たちが50名弱集まり、すでに満席。その方々が、「この講座に参加してよかった」と思ってくださるようなものにしたいと思います。
2012年
8月
23日
木
「ウナギ大回遊の謎」塚本勝巳著 読了
「ウナギ大回遊の謎」塚本勝巳著 読了。
著者が、1973年に初めてウナギ産卵場調査船に乗り込んでから、2009年にとうとうニホンウナギの卵を捕獲し、その産卵地域を特定するまでの記録。
ウナギには「耳輪」があり、これが年輪ならぬ「日輪」を刻むのだという。大海原を経緯一度おきに測点をおき、捕獲したウナギの幼生の耳輪を数え、結果から仮定し、を繰り返して、ウナギの産卵地を特定していくのだが、卵の大きさは1.6ミリ、一日半でふ化してしまうという!
ウナギ資源の激減は大問題(今年、ウナギ口にしてないです、、)。こうした研究がウナギ資源回復に活かされてほしいと願います。
2012年
8月
22日
水
「江戸の数学教科書」日本人には卓越した数学センスがあるはず
「江戸の数学教科書」桜井進著、読了。
鎖国日本下の日本には「和算」という、独自の、当時世界最先端の数学があった。寺子屋がない場所にも数学塾があり、全国を歩いて数学を教える者もいた。
2012年
8月
20日
月
知らない食材いろいろ@雲南省
痛風や肩こり、関節痛にきくのだそうです!
一回5グラム一日3回、水と一緒に服用のことと説明が。
はい、蚊です。寒気が走りました。
2012年
8月
18日
土
上海の夏といえばザリガニ!
上海の夏といえばザリガニなんだそうだ。
辛い、青花椒で口の周りが痺れまくる。
でも手も口の周りも真っ赤にしてむしゃぶりつくのである。
みそが旨いので、頭の部分をチューチュー吸うのである。
お上品には食べていられないのである。
ビールにぴったり。
2012年
8月
17日
金
今まで食べた鍋で最高かも!@雲南省麗江
麗江の古城の南側の町をプラプラしていてみつけた店。
一つだけテーブルがあいていてすべりこみセーフ。
ここでは皆鍋を注文する。というか、鍋を待つ間に食べるつまみが数品あるだけで、客の目当ては鍋。
メニューにある追加具材を適当に選ぶのみ。
2012年
8月
16日
木
張芸謀監督のミュージカル「印象麗江』に感動@雲南省麗江
麗江から車で1時間半ほどの玉龍雪山の麓にある屋外劇場で張芸謀(チャンイーモウ)監督の「印象麗江」をみる。客席を中にして360度を利用、500人以上の出演者(全員少数民族とか)、何十頭の馬。
2012年
8月
15日
水
ナシ族料理を食べまくります 麗江3日目朝
朝6時半からあいているこの店、プラスチックのバケツにいっぱい、大餅(ターピン)の生地を捏ねていれてある。
それを、おじさんが一つ一つ慣れた手つきで捏ねては、使いこんだ鉄板の上で焼く。
ふわふわとしておいしい。
卵たっぷりで甘くないふわふわホットケーキという感じ。
ナシ族の朝食の定番のようだ。
2012年
8月
15日
水
ナシ族料理を食べまくります!麗江2日目朝食
朝、1時間ほど古城内を散歩していてふらっと入った店、阿秋小吃で、ミーシェン(米麺)中心の朝食。
ミーシェンは雲南の朝食の定番らしい。とくに昆明では、過橋米線とよばれるミーシェン(米線)が有名なようだが、麗江でもミーシェンを出す店が多い。
2012年
8月
15日
水
「永遠の零」に号泣。戦争のない世界であってほしいと改めて思う
祖母が亡くなり、祖母には、祖父の前に結婚していた男性がおり、その男性こそが自分の本当の祖父であると知った主人公26歳。
祖父を知っていた人たちをたずね歩くうちに浮かび上がってくる、零戦に乗り、26歳で逝った祖父の生き様。彼のことを話す人々の人生。軍指導部の、人を人とも思わない作戦の中で命を落としていく男たちとその家族の哀しみ。
2012年
8月
14日
火
ナシ族料理を食べまくります!麗江初日
一日目夜はこの3品。
ソーセージはもっちりした食感もいい感じ。
内臓(血?)が入っているらしいが臭みもとくになく、ビールによし。
焼き魚はどの店でも勧められたけれど、正直いえば、まあ、一度でいいかな。
牛肉の煮込みもまあまあ。
肉の歯ごたえは、ミャンマーやネパールの干肉スクティを思い出させる。
どの料理にも同じ赤唐辛子粉がついてきて、これがベビースターラーメンを想起させる人工的な味。英語サイトの口コミ人気は高かったのだが、このレストランは全体に味がイマイチ。残念。
2012年
8月
14日
火
世界遺産の町、麗江到着
上海から空路3時間(東京に飛ぶのとかわらない)。
町全体が世界遺産という麗江(リージャン)に到着。
その中でも観光の中心、麗江古城に宿を定める。
石畳の町並みは車は進入禁止。
夜、民主路側の混雑は半端ではないが、朝の散歩は人通りも少なく最高。
日本人はまだほとんど来ていないとのこと。
西洋人の姿もまばらだ。
英語が通じるところも滅多になく、筆談と片言の中国語でコミュニケーション。これもまた旅の楽しみ。
麗江は納西族(ナシ族)の町。納西族はトンパ文字という象形文字を持つ民族。ちょうど納西族のお祭りの日とのことで、町の中で火がたかれ、町中を流れる運河では灯籠流しが。
2012年
8月
13日
月
上海で人気の四川料理店渝信川菜(静安店)
上海で一番人気という四川料理店でランチ。
味も雰囲気も、サービスも(可愛いお姉さんの笑顔がすてき)、そして値段もマル。
楕円形をしたビルの真ん中が吹き抜け。フロア全体がこの店なので、吹き抜けを囲むようにして席がある。
きれいでお洒落な雰囲気。
2012年
8月
13日
月
上海のスーパーでみつけた「魚腥草」とは?
葉っぱがないのでわからなかったのですが、調べてみたら、ドクダミ。
しかし名前が食欲そそらないですね、魚の(ような)なまぐさい草!
ベトナムではよく食べるとはきいているけれど、どんなふうにして食べるのかについては、これから調べてみます。ウチの庭にはた〜くさんあるし(笑)。
スーパーの野菜売り場に普通においてありました。
2012年
8月
13日
月
「天地明察」一気読み
9月に映画が公開されるという「天地明察」。
食育関係で調べものをしている時に、「江戸時代には昼と夜の長さが違った」という話にでくわし興味をひかれ、そこからたまたま「天地明察」にいきあたった。
面白そう、というわけで購入。
1ページ目を読んだ時に、「これはいけるな」と直感。
一気に二巻読了。爽やかな読後感。とっても素直に共感。
著者のストーリーテラーとしての才は抜群。
若い頃の記述に比べて、後半はすっとばし気味の書き方ではあるけれど、前半で主人公の若い頃の心の動きを読んでいるので、最後まで応援しながら面白く読み進む。
で、これまた、食育について調べものをしている時に、和算にいきあたって興味を持ち、図書館に和算の本を予約しているところに、関孝和まで登場!
この本の中で関孝和のイメージが膨らんだことで和算の本も一層楽しく読めそうな予感!
2012年
8月
12日
日
上海 ジモティに人気。特大土鍋で供される潮州風の粥
写真だとよくわからないかもしれないが、この土鍋、日本の家庭用のそれよりかなり大きい。お玉の大きさから想像していただきたい。
ここは、潮仙砂鍋粥という店。この店がある定西路には小さな飲食店が並ぶ。それも潮州風の粥店の数が多いこと。夜8時少し前についたのだが、人がまだ並んでいる店も多い。
2012年
8月
11日
土
思いの他多い、日本人高校留学生@上海
上海の高校の留学生事情について知る機会があった。
国際部とよばれるクラスを持っているところが上海に十あまり。
うち4つは、中国政府が特別に認定している。
英語で授業を行う2つの学校をのぞき、国際部といってもすべて授業は中国語で行っている。
ある学校の国際部は、99%が日本人学生なのだそうだ。
2/3が中国の大学に、1/3が日本の大学に進む。
ある学校では、40%が日本人。この学校からは日本に帰る子はほとんどおらず、皆中国の大学に進むという。
どこも寮を完備。5時には夕食をとり、夜には自習時間なるものがあって、チューターがついて8時すぎまでさらに勉強するのだという。
中国では「部活」というシステム自体がほとんどないそうで、だから、国際部も「部活」が少なくとも毎日のようにあるところはないらしい。
日本から軸足を海外に移すあるいはどちらでも暮らしていける強さを持つことは、これからの時代、重要だと思う。
ここ上海で勉強する日本人高校生たち、どんな道を進んでいくのだろうか。
2012年
8月
11日
土
中国人の米の嗜好が変化?
上海に初めてきたのは、たしか12年前。
3年前からは縁あって毎年1度は訪れており、今回で5回目になる。
今回とくに気づいたのは、米の嗜好の変化。
以前に比べて、どの店でも米に粘り気が感じられるのだ。
おそらくは、日本米がおいしいもの、高級なものとして、お金持ち層に喜ばれていることから、全体にこういう変化が現れているのではないかと思う。
ただ、やはり日本米の粘り気とは違うし、味も違う。
こういう米を使うと、確実に味が落ちるのは、チャーハン。
ある店で食べたチャーハンがベッチャリしていて驚いた。
粘り気のある米を使ったらチャーハンの作り方も変えなくてはならない。
それに気づいていないのか、あのパラパラッとした食感が失われてしまっている。
今回、ちょっと意識してチャーハンをオーダーしてみよう、と思う次第。
2012年
8月
09日
木
上海一日目 初めて食す「鶏斗米」
上海人数名から「ここが一番好きな上海料理店」と勧められてでかけた瑞福園。
絶品という噂の黄魚(いしもち)のスープも、生煎も、6時半開店すぐに入ったというのに売り切れ。予約していなければ口にできないものと知ったが後の祭り。それほどの人気店ということらしい。平日だというのにほぼ満席。
鸡斗米をはじめて食す
2012年
8月
05日
日
アンジェリーナのモンブランLOVE
アンジェリーナが日本初出店をしたのは1984年。大学卒業が85年3月で、4月から勤めたオフィスがプランタンの裏にありました。
初めて食べる濃厚なモンブランに「一口惚れ」。
それ以来、私にとってモンブランといえばアンジェリーナとなり、はやン十数年???
2012年
8月
04日
土
千年の伝統食が消えようとしている?〜米飴〜
先日、友人が商品化した米シロップをいただきました。
マクロビオティックスを実践する人たちの間ではよく知られている「米飴」を限界までゆるくして使いやすくしたもの。
見た目はメープルシロップ。
嘗めてみると、軽く、優しい甘さです。
2012年
7月
01日
日
月のリズムを意識する
あるご縁で、ムーンリズムに関するセミナーに参加してきました。
月の満ち欠けがヒトのカラダに影響を与えることは、
自身の出産体験にあわせても納得がいきます。
ウミガメが満月の晩に陸にあがって産卵するように、
サンゴの産卵がやはり満月の晩であるように、
私の陣痛も二度とも満月の晩から始まりました。
月の引力が体内の水分に影響を与えるのでしょうか。
実際のところは、私にはわかりませんが。
2012年
6月
30日
土
漆は最強!金継で美しく蘇る器
お気に入りの急須の柄が、まだ買って二ヶ月程度というのに、ちょっとしたことからポキッと割れてしまいました。
姿の美しさといい、 湯切れのよさといい、今まで使った中でもピカイチのお気に入りだったので、捨てる気にもなれず、柄がないまま手でもって(熱い!)お茶をいれていました。
そんな時、繊細な薄さの蓋までもが、パキっと割れてしまいました。
2012年
6月
26日
火
「警鐘」系の本を読んだら、そのあとに
食関連の「警鐘」系の本はあまたでていて、正直食傷気味のところもあるのが本音。
重要ではない、というのではなく、取材内容に新しいことはあっても(だから知識として増えることはあっても)、主張の方向性はだいたい同じで見えてしまう。
そして、だいたいにおいて共通しているのが、それを自分の普段の暮らしの中にどう落とし込むのか、といったところは、尻すぼみ。実はそこをどう動かすのかが鍵なのだと思うのだけれど。
とはいえ、ジャーナリストとして「警鐘」はならしたよ、知識は与えたよ、あとは自分で考えて、はある意味正しい。
読む側がどこまでそれを「自分ゴト」として考えるか、行動につなげるのか(たとえそれがほんの小さなコトだとしても)ということなのですよね。
毎日毎日食卓を調えるって、それなりに時間も労力もいること。もちろんお金も。目先のことだけを考えてしまうのもわからなくはないけれど、「食べ続けていく」ために何が必要なのか、ちょっと先をみつつ、ちょっと周りを見つつ、台所に立つことをしていきたいと思います。
台所から外の世界を眺めるという視点を、大事にしたいと思います。
食べる、は、生きる、の基本だから。
図書館で予約入れてみました→「食の終焉」
より大きく、グローバルな視点で、この問題を考えたのが、これまでの書物とは異なる本書の特徴、とのこと。
2012年
6月
25日
月
平均ひかえめより、メリハリ!
塩分ひかえめ、甘さひかえめ、においひかえめ、カロリーひかえめ。
病気のためにひかえなければというケースは別ですが、ふつうに健康な人が、これだけ「ひかえめ」づくしで、欲求不満はたまらないのかな?というのが本音。
先日、ある講座で目の前でパスタを作ったときのこと。2人分くらいのパスタのソースとしてセージバターソースをデモンストレーション。50g程度のバターに、見ている人たちはちょっと驚いたようです。
2012年
6月
24日
日
どんな素敵なことが待っているか、楽しみ
まだ20代の頃、一つ上の、キラキラとした瞳と笑顔が素敵な女友だちと食事をしていた時、「来週30になるの。どんな素敵なことが待っているかって楽しみ」と、いつも以上にキラキラおめめで語ってくれたのを今も憶えています。
今考えれば随分と若かったのに、周りの人の多くは「もう30になっちゃう」といった発言を繰り返している中で、彼女のその言葉は、とても新鮮に感じられました。私もそんな気持ちで30歳を迎えようって、その時思ったものです。
「年齢を重ねるって素敵なことですよね」
働く女性として、母として、さらっとお洒落で自然体が素敵な方の言葉に、20年前の記憶が蘇りました。
いくつになっても、「どんな素敵なことが待っているか、楽しみ」そんな気持ちで暮らしていきたい。そんなふうに感じた、ちょっと幸せな朝でした。
2012年
6月
23日
土
「『忙しい!』を、料理を作らない理由にできなくなってしまいました」
先日、嬉しいコメントをいただいた。
「忙しいっていうのが料理を作らない理由にできなくなってしまいましたよ」
目の前で、はじめから最後までで20分でできるピラフ。
目の前で、粉をはかってからできあがりまでで15分でできる自家製パスタ(ソースももちろん)。
そんなデモンストレーションをしたときのこと。
「な〜んだ」って思ってほしいんでしょうね。
毎日料理するって、別にそんなに大変なことじゃないんだ。
そう感じてほしいんですよね。
そんなふうに思って、料理を楽しむ人が増えてほしい、という、まあ、ほんとにおせっかいなことをしていきたいと、どうも私は思っているようです。
2012年
6月
18日
月
大きくなったらなにがしたい?
20年近くも前のこと。周り中が「子どもを預けるなんてとんでもない!」という状況だったことから、「仕事を続けたい」と言い出すことすらできず、その言葉を飲み込んで専業主婦をしていた3年間がありました。
子どものそばにいながらできる活動ってないだろうか?
日々悶々としながらそんなことを考えていました。
日経の記事で知った同じ思いの母たちの集まり。
ベビーカーに子どもをのせて参加したところ、いきなり問われたのが、
「あなたの夢は?大きくなったらどうなりたいの?」
衝撃でした。
2012年
6月
11日
月
「集まらない」乾物パーティ、ご参加ありがとうございました!
6月はじめから6日までの間、Facebook上で「集まらない」乾物パーティを開催。 90名を超えるご参加をいただきました。
2012年
5月
18日
金
駝鳥の刺身は、赤みのまぐろのよう?
日本で駝鳥の肉を食べる文化を根付かせようと会社を起こした加藤貴之さんにお話を伺いました。
駝鳥は低カロリー高タンパク。そして環境にも優しい
2012年
5月
11日
金
ホタルイカ目玉取り機!
ホタルイカ、大好きな食べものの一つです。私はとくに気にしていなかったのですが、周りからは「目玉がね、、、」という声しきり。
先日、ある冷凍食品会社のパンフレットを見ていたら、「目玉はすべて取り除いてあります」とのこと。いったいどうやって???
「富山県人が作らなくて誰が作る!」
2012年
5月
10日
木
ステムの有無でも酒の味は変わる?
燗の名人の31歳、ゴッシーさんに面白いことをききました。
ステムつきのワイングラスとステムなしのワイングラス。
まったく同じ形のグラスなのに確実に味わいが異なるのだそうです。
なぜか。
唇にグラスがあたったときの傾き方が違うため、初めに舌のどの部分に酒がふれるのかで、酸を感じるのか甘みを感じるのかが異なるため、と。
ぐいのみも、ふちがたったものと開いた感じのものだと、前者は甘みを、後者は酸味を強く感じるのだそう。
2012年
5月
06日
日
ひと・てまキッチンカー初出動
隅田川沿いで行われた東京ホタル。6日夜のホタルにみたてたLEDの青い光とスカイツリーの点灯のニュースをご覧になった方も多かったのではないでしょうか。東京ホタルに、5日、6日の二日間、ひと・てまキッチンカー初出動してきました。
2012年
4月
27日
金
作家の器を手元におくと
先日、雰囲気と勢いで、現代作家の花器を二点購入しました。とくに買うつもりでその場にいったわけではないのですが、流れとか縁とかいうことなのでしょうね。
壁かけタイプの花器を購入したのには、実はわけが。
2012年
4月
25日
水
多摩市では、イベント用にリユース食器を無料貸し出し!
今年もアースデイが終わりました。そういえば、昨年は友人とマイ食器を持ってでかけて春のうららかな一日を堪能しましたっけ。
アースデイにおいては、マイ食器をもっていない人に対してリユース食器に料理を入れてそのデポジット分を上乗せして販売し、食器を返してくれた人にはその分返金というシステムをとっています。
2012年
4月
24日
火
当日20人のドタキャン?から思うこと
知り合いの料理人さんがFacebookで「20人のドタキャンで泣いてます」。
当日になってのキャンセルとのこと。驚きました。
別のお店の経営者が、やはりFacebookで書いていました。「お人数様の変更は出来る事ならお早めに。」と、一言添えたら「そんなこと言うのはサーヴィスマンとして失格だ!」と怒られてしまったのだそうです。
料理を作るって、メニュー考えて、原価計算して、仕入れして、仕込みして、
って、たくさんの手間がかかります。
いきなり20人分のキャンセルがあったら、どれほどの時間と手間とお金が無駄になるのか、それを店のオーナーがかぶることになるって変。
それをなんとも思わずできる感覚が信じられません。
予約人数の確定もはやめにするのがあたりまえ。
その一言を彼が添えなければならなかったのは、前に苦い経験をしているからなのかもしれません。
2012年
4月
23日
月
ちょっと先の食卓をみこす暮らし方
山形県で買い求めたきのこの塩漬けを戻しました。
裏にわき水でもあれば、そこに入れておけばよいのでしょうが、
普通の都会暮らしをしていると「流水で」というわけにもいかず。
朝夕水をかえながら3日かかって塩抜き完了です。
2012年
4月
21日
土
手と心をかけた料理をこそ食べたい
先日、こじんまりした素敵な和食のお店で一人ランチを楽しんできました。
友人に連れられて夜に一度食事をして、丁寧な仕事とご主人のなんともいえない雰囲気が気に入り、ちょうど近くで打合せがあったので、その前にランチにお邪魔。
2012年
4月
18日
水
オフィスで料理はいかが?
今朝の日経に、パソナがオフィスや工場むけに出張直売所をはじめるとの記事が。
オフィスで買った野菜を帰るまで保存する冷蔵庫を企業が設置してくれるといいですね!
を超えて、せっかくならキッチンを作ってみんなで料理してランチor夜ご飯を一緒に食べる企業増えないかしら。
オフィスで購入、オフィスで料理
2012年
4月
16日
月
鮎河菜料理5つ考えてみました
鮎河菜ってなに?
NPOてヲとるの活動の中で知り合った、甲賀市の小倉さん。
彼から鮎河菜料理を何か考えてほしいという依頼を受けました。
で、届いたのがコレ。5kgの鮎河菜。
2012年
4月
16日
月
集中するしかけを味わう〜トラウマを超えて
恥ずかしながら、この年になるまでお茶の世界に縁がないまま暮らしてきました。いえ、あえて避けてきたという方が正確かもしれません。
木登り大好き、お転婆だった娘時代に「行儀見習いにお茶でも」と言われて反発を憶えたから。
さらには、高校の茶道の体験授業で、正座が苦手な私は最後立ち上がれず、、、の醜態をさらし、これがトラウマに。
そんな私が、お茶会に出席することになりました。って自分で決めたんですが。実は一大決心が必要でした(笑)。
2012年
4月
15日
日
自分のことばで語ってほしい!
レストランで食事をして、残念だなって思うこと。
食事を提供している側である店の人たちが、自分たちが扱っている素材のことを知らない、あるいは出している料理のことを知らないこと。
もちろん客からの質問によっては、答えがインプットされていないこともあるかもしれない。
だとしたらその場で知っている人にきく、調べるなど対応のしかたもあるもの、と思う。
その対応のしかたを見て、食への意識の程度も、実は伺い知れてしまう。
農家の娘や息子たちを従業員として積極的に雇い、それぞれの素材の産地や生産者の名前を公開して農家との結びつきを売りにしているレストランで食事したときのこと。
「これは**豚のソテーです」との説明に、「**豚って何が特徴なんですか?」と尋ねると答えに窮している。「きいてきます」と厨房にいったのはよいのだけれど、持ち帰った答えは「餌が特別なんだそうです」以上おわり。「どう特別なんですか?」と尋ねようと思ったけれど、なんだかがっかりしてやめてしまった。
これもまた「素材の作り手が全部わかっています」ということを売りにしているレストランでのこと。
シェフは確かにそうなのかもしれないけれど、給仕する人たちにまではそれが徹底していないということなのかもしれない。
「今日は特別に素材がいいとか、何かお勧めはありますか?」と問うと「いつもよく出るのは**と**です」。いつもがどうかを尋ねているわけではないし、みんなが注文するものを教えてほしいわけではない。
「今日は絶対魚食べてみてください!」と言われたり、「私はこの料理大好きなんです。是非試していただきたいです。***して作られている素材なので、こうして食べると味の違いがわかります!」などと勧められたりすると、なんだか嬉しい。たとえその人と自分の好みがあわなかったとしても、またこの店にこよう、彼/彼女についてもらおうと感じるのは私だけではないと思う。
自分は何をお客に提供しているんだろう?それを知りたいと思わないのは不思議。
自分が提供している料理にはどんな特徴があるのか、どんなふうにおいしいのか。使っている素材はどんなふうに作られているのか、どんな人が作っているのか。
食べものは記号じゃない。
銘柄の名前だけを知って満足するのではなく、好奇心をもって勉強して自分の言葉で語ってくれたら、その店で食事をする楽しみがグンと増えるのに。まだまだ「残念だな」と思うお店が多いのが現実ではあるけれど。
2012年
4月
14日
土
海藻、閉経後の女性はあまり食べない方が?
先週「海藻をほぼ毎日食べる人の乳頭がん発生率は週2日以下の人の1.71倍で、閉経後に限ると3.81倍」というニュースが流れ、驚きました。
海藻はローカロリーでミネラルを多く含み、カラダによいイメージがあるだけに、かなりショッキング。
海藻を毎日食べるというのが、どの程度の量なのか、たとえば昆布ダシをのむことも「海藻を食べる」に含まれるとすれば、ショックはさらに大きくなりますが記事からはわかりません。
閉経後の女性たち、閉経をもうすぐ迎える私の世代の女性たちにとっては、もう少し詳しくデータを開示してほしいところです。
2012年
4月
13日
金
夜桜花見。参加者はぐいのみ、箸、持参のこと!
隅田公園にて、夜桜のもと花見を楽しんできました。
この日のルールは、百々さん発案で「ぐいのみ&箸は各自持参」。
平日の夜なので多くの方々は勤め帰り。
とはいえ、ぐいのみと箸くらいだったら、通勤鞄に忍び込ませることはできるはず。
昼間から桜とスカイツリーの見えるこの場所を確保。
藍のクロス、皿、グラス、照明などを百々さんが持ち込み、料理は私が担当しました。