2016年のブログ
2016年
12月
25日
日
これからの自然保護を考える〜「外来種は本当に悪者か?」
久々に興奮して読んだ本。
イギリス人ジャーナリスト、フレッド・ピアスによる「外来種は本当に悪者か?」。
膨大な取材に基づき、従来の自然保護の考え方への疑問と新たな軸を提起する。
賛否両論、特に否定派は徹底的にこの本を叩き、こき下ろしているのもおもしろい。
私は、彼の考え方をとても興味深く感じた。
2016年
12月
04日
日
寿命100年の時代への心得 「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」を読んで
友人からの勧めで「LIFE SHIFT
100年時代の人生戦略」(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著)読了。しばらくあれこれ本を読みまくっていたので感想をまとめるのが遅れてしまった。実際に読み終わったのは2週間ほど前。
寿命が100年にのびようとする今の時代にあって、「教育、労働、引退」という3ステージの生き方は過去のものになるとし、そんな時代にあって、私たちはどんなことを考えて暮らしていけばいいのかを提示する。
2016年
12月
03日
土
自分に出来ることは何か?「賞味期限のウソ」を読んで
食品ロス問題の専門家、井出留美さんの著書「賞味期限のウソ」を拝読。
井出さんと知り合ったのは5年ほど前だろうか。
Facebookなどを通じてその活躍を拝見しているだけではなく、時折ご一緒させていただいてもいる。そんな時にいつも感じるのが、多忙な中でも周りへの心配りが素晴らしいなあということ。そして実現したい未来を見据えてまっすぐに進んでいく気概、行動力。尊敬する女性の一人だ。
2016年
11月
25日
金
利潤は不要!「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」を読んで
鳥取県にある「タルマーリー」の店主、渡邉格さんの本。店はお世辞にも便利とは言えない場所にあるらしい(この本が書かれた頃にあった場所からその後移転したようだ。が、やはり訪れるには便利な場所ではなさそうではある)。
2016年
11月
13日
日
「そんなの無理ですよ」の声には馬耳東風でいきます!
2016年
11月
12日
土
フィンランドの教育改革に思う
フィンランドが教育改革を進めている。
教科別の授業を配して、例えば第二次世界対戦について学ぶとなれば、歴史、地理、数学など様々な教科が関わってくる。そんな学び方に変え、グループディスカッションを行うのだという。
国レベルでこれが行えるってすごい。
2016年
11月
08日
火
芋がらは洋風にしても美味!
この時期、見つけると買ってしまう芋がら。
紫色の長〜いのがたっぷり手に入りました。
まずはおみおつけの具に。これは皮をむいて切って入れるだけでOKです。
2016年
11月
07日
月
化学肥料は国策によって広まった!?
友人の勧めで手にとった「野菜が壊れる」(集英社新書)。
化学肥料は実は鉄鋼業界、自動車業界の産業廃棄物から作られ、国のテコ入れのもと、戦後の日本経済の発展に大きく寄与したという「事実」に驚く。
2016年
10月
17日
月
偶然の連鎖に身をゆだねてみる~「弱いつながり」を読んで
先日読んだ家入一真氏の「さよならインターネット」で紹介されていたので、図書館予約して東浩紀氏の「弱いつながり〜検索ワードを探す旅〜」を読んでみた。
2016年
10月
16日
日
麹作り講座、学びがたくさん!
日本の薬草を活かす伝統茶をプロデュースするtabelの代表、新田理恵さんのfacebookで知り、吉祥寺の「タイヒバン」という店で開催された「発酵デザイナーのこうじづくり講座」に参加してきました。
講師は、「発酵デザイナー」の小倉ヒラク氏。自由大学で以前「手前味噌講座」の教授をしていたとのことで、お会いしたことはないながら、自由大学つながりではあります。
2016年
10月
15日
土
衛藤信之さんの講演からその本を読んで
10月10日、友人の澤木祐子さんが代表を務める国際スタイリングカウンセラー協会の2周年記念のイベントに参加。その中で、日本メンタルヘルス協会の代表、衛藤信之さんの講演を聞く機会がありました。
2016年
10月
13日
木
料理で手を動かすことは動態瞑想?
ちょっと気になることや、気持ちが揺れること、混乱することが続く時、料理で細かく手を動かします。
丁寧に豆のスジを剥いたり。
普段だったら割愛するモヤシのヒゲ根を切ったり。
ほうれん草を一株ずつ茹でたり。
時には1時間つきっきりで野菜をじっくり炒めてみたり。
2016年
10月
10日
月
和泉ちゃんの著書「料理家ハンターガール奮戦記」
9月、息子の入学式で別府を訪れた帰りに一泊立ち寄った福岡。
年齢を超えて尊敬する音楽プロデューサーでありコントラバス奏者の松永誠剛くんの紹介で福岡であった料理家の井口和泉ちゃんの本「料理家ハンターガール奮戦記」を読んでみた。
2016年
10月
01日
土
直感で動いて見る〜高千穂弾丸ツアー〜
9月、息子の大学の入学式で別府に数日滞在していました。私の別府からのfacebook投稿に「別府と高千穂は近いですよ」とのコメントが入りました。
九州の地図が頭に入っていないので、調べてみると車で2時間半。う〜ん、近いとは言い難い。
2016年
9月
20日
火
我が家のホワイトシチュー
一週間ほど前にホワイトシチューを作りました。
まだ暑さの残る日でしたが、もう直ぐ大学入学のために家を出る息子の大好物ということで作ったのです。なにせ真夏でも「ホワイトシチュー食べたい」とか言い出すヤツなので。
で、その写真をFacebookに投稿したところ、ここ数日会った人たち何人もから「あのホワイトシチュー美味しそう」「作り方教えて」と声をかけられました。
その写真(この下の写真が同じもの)は何の変哲もないホワイトシチューなのですが、とりあえずウチ流のこだわりを書いてみようと思います。
2016年
9月
08日
木
かつお節の裏に海を渡った多くの人々がいた〜「かつお節と日本人」感想
今のようなかつお節が作られるようになったのは300年前、はわかる。
しかし、かつお節といえば枕崎(鹿児島)とすぐに思い浮かぶのだが、実は「南洋節」と呼ばれるものが1930年ごろから80年もの間、4000kmも離れたミクロネシアで盛んに作られていたことを、全く知らなかった。
それもダイビングで随分通っていたスラウェシのマナドの直ぐ近くで、、、、。
2016年
8月
31日
水
あの「手紙」から広がった世界〜星野道夫写真展〜
星野道夫の著作は多くを読んできて、そのうちの数冊は折に触れて読み直している。映画「地球交響曲第3番」でも彼の世界に触れていた。
彼の世界に触れると、心が落ち着いて、その後何かが私の中でスックと立ち上がるような感覚をいつも覚える。今回もそうだった。
2016年
8月
30日
火
日本は納豆後進国だった?〜「謎のアジア納豆」を読んで
2015年のクリスマスイブ、日本を発って上海に21時すぎに到着。翌朝8時の便で銅仁(トンレン)に飛び、クリスマスの午後には凍てつく2000m級の山頂に私は立っていた。
そして帰りのロープウェイで一緒になった地元のカップルに誘われるまま、彼らのオススメのレストランへ。共に鍋をつつき、ご馳走までしてもらった。お土産にと貴州名産のお酒までもたせてくれた。「遠来の客だから」と。
2016年
8月
28日
日
料理を発想するマインドとは?
「地元の食材を使って何か名産品を作りたいんです」といったご相談を受けることがあります。「私が何がしかのレシピを作って提供するよりも、新たなレシピを考えることができるマインドを作るための研修の方が良いのではないですか?」といつもお答えしています。だって、そういう人が地元に増えれば、いくらだって無限にアイディアは湧いてくるはずだから。
2016年
8月
17日
水
もやしをシャキッと茹でる方法
シャキッと茹でたもやしの和え物は好物の一つです。
安いので家計にも優しいし!
そんなもやしをシャキッと失敗なく茹でる方法は、、。
2016年
8月
13日
土
ゴーヤいろいろ
先日、親族が集まった会で「今年はじめてベランダで栽培してみたら豊作!」とのことで、母が自分で育てたゴーヤを四本持ってきてくれた。
2016年
7月
31日
日
「食品廃棄の裏側」を読んで
千葉県で産業廃棄物行政を担当。不法投棄常習地帯といわれた地域で監視チームリーダーを務め不法投棄ゼロを達成した石渡正佳氏の著になる「食品廃棄の裏側」。
新聞や雑誌の記事などからだけでは見えてこない現場の課題が描かれている。
2016年
7月
28日
木
肉を焼いた時に固くならないように一工夫
昨日、facebookに季節外れのクリームシチューの投稿をアップしたら、多くの方からコメントをいただきました。
私としては、何気なくしていることばかりだったのですが、そういう風に興味を持っていただけるなら、とこれからはブログにそんなことも書いてみようかと思います。
2016年
7月
27日
水
「昆布と日本人」を読んで、昆布の収穫を見に行きたくなった
福井県にある昆布の名店、奥井海生堂4代目主人・奥井隆氏が書いた「昆布と日本人」(日経プレミアシリーズ)読了。新書ではあるが、読み応えがあり、図書館で借りて読んだのだが改めて購入し、手元に置くことにした。
2016年
7月
25日
月
山形の秘伝豆!
乾物王国山形をめぐる旅から戻ってきました。
たくさんの方々にお目にかかり、それぞれの方から多くの学びを得ました。
それについてはDRYandPEACEのブログで今後公開していきたいと思いますが、まずはコレ。お土産に購入した秘伝豆。
2016年
7月
14日
木
「料理力」〜段取り上手が勝ち!
「マッシュポテトってこんなにすぐ作れるの?」と息子。
ランチ作るよ〜と宣言してから15分で食事開始だったのにマッシュポテトが添えられているのを不思議に思ったらしいのです。
2016年
7月
14日
木
料理力を磨く〜先入観を削ぎ落とすことで「発明」!
ある時、小学生を対象に行った「食の探偵団」。
ちょうど夏休み前だったこともあり、家に常備していそうな食材をあれこれ揃えて、美味しそうと思えるオープンサンドを作ってみようというお題を考えてみました。
用意したのは、海苔などの佃煮類、ハムやソーセージ、ジャム類、野菜類、漬物、などなど。
2016年
7月
13日
水
「料理力」〜流れをイメージする②
さて、昨日のお題、親子丼の「バラバラレシピ」は、作りやすい順番に並べ替えられたでしょうか?
早速前回の答え合わせをしてみたいと思います。
2016年
7月
12日
火
「料理力」〜流れをイメージする①
2002年から全国各地で開催してきた食育ワークショップ「食の探偵団」。
そのプログラムのひとつに「バラバラレシピ」がある。
当たり前だが、普通、料理レシピの「作り方」は、読んだ人が作りやすい順番に配慮して書かれている。
それをあえてバラバラにして参加者に渡し、どういう順番にしたらわかりやすいかを数名のグループで話し合いながら並べてもらうのが「バラバラレシピ」。
なぜその順番がいいのかの理由も考えてもらう。
2016年
7月
11日
月
「料理力」〜柔軟に考える〜ハンバーグには何を入れる?
「へえ〜、炒飯に添える中華風スープにネギ以外のものも入れていいんですね?」
という発言に驚いたことがあります。
「ネギ以外入れちゃいけないなんて誰が決めたんですか???」
思わず聞き返したくなりました。
2016年
7月
10日
日
「料理力」〜先を見越して行動を決める〜
高校生の時、家庭科の授業で料理検定とかいうものを女子だけ受けさせられたことがある。
今でも覚えているのは、キュウリを縦半分に切ったものをまな板にのせてどれだけ早く薄く半月切りにできるかというお題。
2016年
3月
31日
木
14年目を迎えていました。
五感を重視し、感じたことを言葉にすること。
食と社会との繋がりを考えるようなプログラム。
食を通じて教科を学ぶ。
栄養にはあえて触れない。
そんなオリジナル食育ワークショップ「食の探偵団」を初めて開催したのは、2002年の3月23日。
食育基本法ができる3年以上前のことでした。
2016年
3月
10日
木
何かを目指して頑張るって、最高にシアワセ!
4ヶ月間参加したSUSANOO3期。
今週閉会式を迎えました。
中には、娘より年下の学生さんもいたのでした。
そんな中で一緒に切磋琢磨させてもらい、閉会式では涙する若いメンバーたちを見ながら思わずもらい泣きしてしまいました。
若い力、フレッシュな感性に感動しちゃったりも、、。
2016年
3月
05日
土
1年間の出会いに感謝!
1年前から約束していた3月3日の集い。
この場所ができて一周年をどんな人たちとお祝いできるかしら?
そんな思いを抱きながらの一年間でした。
大田区にあるマルトミホームさん、富山のヤマヒデホームさんの共同のショールーム樹のソムリエstudioで、一年間毎月2回さまざまな人が集まるイベントを企画開催させていただいてきました。
そして1年後の3月3日、平日昼間にもかかわらず20名を超える人が集まりました。
2016年
3月
01日
火
高級茶藝師・池内巴里さんの技に酔う
2月29日、都立大学にある樹のソムリエstudio都立大学にて、中国政府が認める高級茶藝師・池内巴里さんをお迎えして、鉄観音を使った茶藝表演と、茶餐(お茶を使ったお料理)を披露していただきました。
当日の様子は、取材にいらした新華社通信の記者の方によって、翌日すぐに記事になりました(中国語)。私が企画した講座ということで私の名前も「受烹饪专家坂井优佳子」とのせていただきました!
2016年
2月
28日
日
カフェブランコさんの講座。コーヒーの奥深さに唸る
何を隠そう、コーヒーの味や香りは大好きでも、カフェインに弱いためか、飲んだ後に気絶するという経験を経て、二倍成人式までの20年ほどはコーヒーを飲まない生活を送ってきました。
そんな私だから、コーヒーについてはまったく詳しくないのです。
だけれど、、。
カフェ・ブランコさんに通うようになってから、コーヒーの世界ってすごい!と毎朝の一杯(以上のむとまだあぶないw)がほんとうに楽しみになりました。
2016年
2月
01日
月
榎並泉さんのオリエンタル料理に舌鼓
1月25日、ベルギーで長くオリエンタル料理を教えてきたという榎並泉さんを講師に迎えて、樹のソムリエstudio(北千束)にてお料理を教えていただきました。
2016年
1月
19日
火
人の時間を大切にすることは、仕事を気持ちよくスムーズに進めることにもつながる
ホームページを通じて監修の仕事の依頼をいただいた。
初めて連絡をいただいたその人とは、お会いしたこともなく、この仕事ではお会いする機会もなく終わるであろうと思う。
だが、この担当者のことはきっと忘れない。
何がそう思わせたのだろうか、、。
2016年
1月
17日
日
家飲みワインを極める!by碓井久惠さん第5弾
ワインエキスパートの碓井久惠さんがワインを選び、そのイメージを言葉にして伝えてもらい、味わったことがないワインの味を想像しながらワインとのマリアージュを考えた料理を作るという会。満席12名のご参加をいただき、14人で楽しくおいしい時間を過ごしました。
2016年
1月
16日
土
タイムマネージメントの極意は、なりたい自分を整理することにあり
美容家として、「魅力人」を育てる魅力アカデミーの主催者として、マルチに活躍する中原晴美さんを講師に迎えて、タイムマネージメントの講座を開催していただきました(会場:樹のソムリエstudio都立大学)。
2016年
1月
12日
火
国の境界を越えて人はつながることができるはず
連休中に見た映画「ブリッジ・オブ・スパイ」。
アカデミー賞最有力候補と言われると、作品賞候補としては正直「?」ではある。が、ロシア側のスパイ役のマーク・ライランスがいい味を出しており、助演男優賞なら絶対あり!と思う。
人と人とは、それぞれの出身国の思惑や政治体制を超えて共感で繋がることができるはず。そんなことを改めて思った。